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bobourata

脚本の勉強をしています。見た作品の事とか考えてる事を書くと思います。始めたばかりです

ツリーロマン

昔、板尾ロマンっていうテレビ番組があったんです。番組内容は忘れてしまったのですが、この「板尾ロマン」って言葉の響きがすごく好きで、いつか〇〇ロマンって言葉を日常で使ってみたいって願望があったのですが、ついに今日、その目標を達成できました


昨日、久しぶりに夜散歩したんですけど、街がめっちゃクリスマスになっててビビりました。

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この木には、毎年同じような飾り付けがされているのですが、このツリーを見るのは今年で5、6回目になりました。

このデカすぎるツリーの装飾をしている現場に何年か前遭遇したことがあるんですけど、木に電飾を巻きつけているおじさんたちの姿がめっちゃクールでした。おじさんたちが「みぎ!」「ひだりひだり!」とかって、電飾の配置について熱く議論しながら作業していて、キュートなんだか怖いんだかよくわからなくて、面白かったんです。

そんな現場に遭遇して以降、ツリーを見ると、どんな人が飾り付けしたのかな〜って想像をすることが時々あって、この話を人にして「街にあるやつは、全部業者さんが仕事で飾り付けたんだよ」って身も蓋もないことを言われたこともあるのですが、業者さんが仕事で飾り付けたのだとしても、なんかロマンを感じずにはいられません。

                            

私は、中学高校の6年間を山奥にある全寮制の学校で過ごしたので、テレビも見れない携帯電話も持ち込めない、娯楽は読書と食べることだけというすごく原始的な環境で生活をしました。クリスマスは毎年補講があって帰省できなかったので、クリスマスはいつも寮で過ごしていたのですが、うちの寮では毎年クリスマスイブにキムチ鍋を食べるという謎の習慣があって、毎年キムチ鍋を食べているうちにクリスマスなんてどうでもいい行事になってしまったのですが、文明から隔離された環境でも毎年12月になると食堂に大きなツリーがやってきて、そのツリーが目に入った瞬間だけは唯一クリスマスを感じることができました。

そういうわけで私にとって食堂のツリーはとても大切な存在だったので、ゆえに毎年そのツリーを飾りつける人のセンスはその年のクリスマスシーズンを大きく左右するものだったのです。毎年誰がどのように飾り付けを任されていたかは忘れてしまったのですが、時々ひどい飾り付けをされることがあって、目立ったもん勝ち!みたいな、中学生や高校生特有のいらぬ自我が振りかざされている時があったんです。個性は大事だけど、公共の場にあるクリスマスツリーの飾り付けだけは、純粋な気持ちで取り組んでほしいなと思ったものでした。そんな私も、実は高校1年生の時に飾り付け係になったことがあるんです!大きいツリーの飾り付け、本当に本当に楽しくて、誰かのため、自分のため、とかっていうんじゃない何かを超越した気分に浸れる幸せな作業だったので、すごくよく覚えています。

駅前で電飾抱えていたおじさんたちが、私と同じ気持ちでツリーの飾り付けをしていたかはわからないけど、ネガティブな気分だけで飾り付けられていたら、こんなに綺麗なツリーにはなっていないだろうから、シンパシー感じたのかもしれません。

前住んでいた街も、毎年デザインの違う組み立て式のお洒落で巨大なツリーが駅ビルの中に出現して、毎年すごい目の保養になっていたので、やっぱり、ツリーには人の心を踊らせる何かがあるな、と思いました。

将来子どもを持てることがあったら、自分の子どもにツリーの飾り付けセンスを徹底的に教育したいな…(と未来に想いを馳せてみました)。

 

大きく話は変わるのですが、クリスマスの思い出を最後にもう一つ。

寮生活始めた後、1度だけクリスマスを実家で過ごせたことがあって、クリスマスイブにお母さんと妹とジャスコ(素晴らしい田舎者の響き)へ買い物に行ったんですけど、その時同じクラスの友達が彼氏とデートしてる現場を目撃して、後で何してたのか聞いたら「Mr.&Mrs.スミス見に行ったの」って言われて、マセガキめって思いながら、「あんなつまんない映画をカップルで見たら絶対別れるよ(Mr.&Mrs.スミス見てないけど)」って冗談で言ったら、うそみたいにあっという間に別れてしまったことがありました。ちょっと罪悪感が残ってて、クリスマスになるたびに、「Mr.&Mrs.スミス」とその友達カップルのことをほんのり思い出していたのですが、アンジーとブラピが別れてしまったので、この思い出が少し別の意味を持ち始めました。「Mr.&Mrs.スミス」、いつか見てみようと思っていたのですが、またちょっと興味が遠のいてしまいました。

クリスマスにもいろんなものがつまっていますね。オムニバス作れそうなぐらい他にも面白い思い出が隠れてそうなので、ちょっと考えてみようと思います。