bobourata

脚本の勉強をしています。見た作品の事とか考えてる事を書くと思います。始めたばかりです

ハードディスクの整理をするたびに思い出す妹のこと

妹に送ろうと思って録画しているアニメたちがハードディスクにたまりまくっていてブルーレイにダビングするにしてもどこから手をつけたらいいかわからなくなっています。

 

毎回、編成期になると、妹が見るんじゃなかろうかと思うアニメを片っ端から録画しています。というのも、お目当の作品が始まる数時間前や、始まって何日も経った後に妹から「〇〇録画しといて〜言うの遅くなって悪りい」と連絡がきて、録り逃がした時の私の罪悪感がすごいので、事前に録画予約をしてそういった事態を未然に防いできました。妹のためのアニメ録画は上京してからずっと続けているのですが、最近、そういう催促の連絡はほとんどなくなってしまいました。妹の興味の幅が広がっている証拠なのかもしれないけど、少し寂しいな〜と思ってしまいます。子離れができない親の気持ちって、こんな感じなんでしょうか。
 
最近やってたアニメの中で、絶対に録画してくれと頼まれたのは『学園ハンサム』と『斉木楠雄』という2作品だけなのですが、他にも何作か録画してみたものがあって、たぶんいらないって言われるのですが、私の家へ泊まりに来た時にハードディスクに眠っていたアニメを見ていた妹を思い出すと、いらないアニメを消す勇気もなかなか出ないんです。あと、出川が出演している回のイッテQも消せません(これも以前うちに泊まり来た時に録画してた出川のイッテQを一晩中見ながら絵を描いていた妹のせい)。このとりとめのない気持ちはどうしたら消えるのでしょう。
 
 
妹とは7つ離れているので、妹の見ているものや好きなものには私の知らないものがたくさん含まれています。以前は、帰省するたびに妹から「とりあえず見ろ」と渡される大量の漫画とアニメを、興味ないんだけど〜と言いながら仕方なく見ていたのですが、だんだん面白さがわかってきて、いろんな刺激を受けるようになりました。妹に教えて貰って好きになったものはたくさんあります。
 
その中でもいちばんハマったのは『PSYCHO-PASSサイコパス』というアニメでした。「映画版が公開されるから、姉よ、一緒に観に行くぞ」という甘い誘いにまんまと乗ってしまったため、映画が公開される前にシーズン1と2を一気見する羽目になったのですが、それが全く苦にならない面白さで、関連本も読み漁るほどハマって、初めて二次元のキャラクターに恋をした思い出の作品でもあります。それまでは、アニメにハマる気持ちはわかるけど二次元に恋する人はどうかしてるって思っていたのですが、本当に面白い作品に出会ってしまうと、映画の中の俳優に恋してしまうように、キャラクターに恋することもあるんだという事を身をもって経験しました。
 
PSYCHO-PASSサイコパス』の総監督を務めているのは、踊る大捜査線シリーズでおなじみの本広克行さんなので、踊るシリーズを敬愛している知り合いに何度も「本当に面白いから見て!」と言うのですが、何年経っても見てくれません。その人にオススメして無視されるたびに、アニメを見ない人の壁を打ち破る方法を考えるのですが、たぶんその人は、サイコパスの新作に深津絵里さんが声優として参加でもしない限り見ないんだろうと思います。悲しいけど、これが現実です。食わず嫌いがあるのは仕方ないですが、その壁を打ち破った時に最高に面白いものが待っている事もあるので、最初の一歩をもっと軽い感じ踏んでほしいな〜といつも思います。
 
 
妹にアニメや漫画をいろいろ教えてもらうので、私はお返しに面白い映画を見つけたらどんなジャンルの作品でもオススメとして報告するようにしています。妹は私がすすめたものをちゃんと見てくれて、律儀に感想メールまで送ってくれるのですが、その感想メールが驚くほど面白くて、評論家よりも面白い事言ってるんじゃないかと思うような面白い解釈もしてくるので、いつもびっくりしてしまいます。妹は、友達と家で映画鑑賞会をするのをライフワークにしているので、時々「泣ける映画と怖い映画を教えてくれ」というヤングな連絡もくるのですが、その時に絶対見ちゃダメだよと伝え、このブログでも書いた『ファニーゲーム』まで見やがったツワモノです。
 
でも、妹のこういう“何でも見る精神”は本当に尊敬していて、興味ないものにもバンバン手を出すから、この子の世界はどんどん大きくなっているんだなと思います。面白い物もそうでない物もたくさん見ているから、見る目がとにかく肥えているし、知識もいっぱいあるから、妹を見るたびに食わず嫌いは損だなと痛感します。私にはハネケという絶対的な存在がいるので、それ以外はできるだけ好き嫌いはしないように努力してはいるのですが、無意識に見ていない分野ってどうしてもあるし、そういう意味でも、妹の何でもござれな受け入れ態勢はなかなか真似できない、本当に凄いものだと思います。
そんな妹は、今年、友達に付き合って見に行ったある映画がきっかけでゾンビにはまり、ついに映画分野も自ら開拓するようになりました。嬉しいような寂しいような、これまた独り立ちしていく子どもを泣きながら見守る子離れできない親ってこんな感じなのかなと、謎の妄想を膨らましてしまいます。
 
 
妹は、小さい頃にお父さんがゲームしてるのをずっとそばで見ていた&三国志を読破したおかげで驚くほど漢字に強く、アニメと漫画を見まくっているおかげで語彙力がすごいし言葉遣いも面白いからしゃべっててすごく楽しい子なので、私も小さい頃からそういう分野にいっぱい触れていたら、もっと頭良くて面白い人間になれてたんじゃないかと妹を見るたびに少し嫉妬してしまいます。でも、お互い全然違う分野を愛しているので、情報交換をする楽しさはあるから、これはこれでよかったかな、と思う事にします。今度妹に会ったら、大量のゾンビ映画を渡されそうでちょっと怖いですが、私はゾンビ映画に詳しくないので、世界が広がるチャンスと捉えようと思います!