『サムジンカンパニー1995』を観た

去年の年末に鑑賞した。
とても感銘を受けてFilmarksの方に感想を書いていたのだが、今日ふとこの映画を思い出し、改めて、今の私に必要なエネルギーが詰まった重要な作品な気がして、せっかくなのでブログの方にもFilmarksに書いた感想をアップしておくことにした。

以下、感想文。

目にしてしまった問題、気になった違和感に目をつぶらないこと。

組織に所属していると、これが意外と難しくて、声を上げる人は煙たがられることが多いと思う(日本人は事なかれ主義が多すぎるし……)。

高卒という経歴だけで、能力はあるのに、雑用しか任されない女性社員たち。
着させられている制服が彼女たちの目印のようになっていて、制服姿の女性を見たら、男たちは「コーヒーをくれ」「タバコ買ってきて」と言って、彼女たちの話すら聞こうとしない。

会社が「TOEIC600点以上取れば代理に昇進できる」というので、彼女たちは、会社主催の『高卒社員向けTOEICクラス』に通っているが、「これは英語ができない私たちをクビにするために口実を作ろうとしてるだけだ!」と言う子もいる。
それでも、目の前の仕事や目標と向き合いながら、会社のために、自分のためにコツコツ頑張っている彼女たちを見ていると、そうするしかない現状の苦しさ、でも現状を少しでもいいからよくしたいから出来ることをやっていくんだ、という絞り出された勇気が入り乱れていて、これ1995年の話なのに、2021年現在の日本に生きる自分ともリンクしすぎて胸が苦しかった。

でも、勇気を出さないと何も変わらないから、変化を求めるなら、やっぱり少しずつでも行動していくしかない。
少しの勇気が、連鎖していけば、大きな輪になるし、何かを変えることができる。

こんなことが、今の日本に住んでいる者からするとおとぎ話のように思えるなんて本当に悲しいけど、

この作品は本当に面白かった。気持ちのいいさわやかな話だった。

この映画のように、変化を求めて勇気を出す人たちがちゃんと報われる社会であってほしい。

こういう映画が日本でも公開されたことに希望は感じた。





ぜひ観てみてください。